動脈硬化と聞くと「お年寄りの病気」と思うかもしれません。しかし、実は若い時から少しずつ進行しています。自覚症状がないまま進み、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気を引き起こすこともあります。
１．動脈硬化とは？そもそも何だと思いますか？
「血管が硬くなる」と聞いて「年齢のせい？」と思うかもしれません。でも、実際には「コレステロール」や「中性脂肪」が血管の壁にどんどんたまって、結果的に血管が硬く、狭くなる状態を指しているんです。
これが進行すると、どうなるか…？心筋梗塞や脳梗塞の原因になることも…。。でも、日常のちょっとした工夫で進行を遅らせることができるんです。
２．動脈硬化の原因は生活習慣にあった
動脈硬化は自覚症状がほとんどないまま静かに進行します。だから、気づいた頃には胸が痛かったり、しびれが出ていたりして「あれ、もう進んじゃってる？」なんてことも…。
ここで考えてみてください。あなたの血管、今どんな状態か想像できますか？
- 喫煙：血管を傷つけ、LDLコレステロールを酸化させます
- 高血圧：血管に強い負担をかけます
- 糖尿病：高血糖で血管に炎症が起きやすくなります
- 脂質異常：LDL（悪玉コレステロール）が血管に沈着
- 運動不足・偏った食事：血管にダメージを蓄積
「え、これ自分もやってるかも…」と思った方、多いんじゃないでしょうか？
３．動脈硬化、具体的に何をしたら血管を守れると思いますか？
食事でできること
- 青魚（サバ、イワシ、サンマなど）のEPA・DHAで血液サラサラをしましょう
- 大豆製品（豆腐、納豆）のイソフラボンで血管の弾力維持
- ナッツ類・オリーブオイルで血管を柔らかく
- 塩分は1日6g未満が目安（漬物を水で洗っても塩分はあまり減らないので要注意！）
運動でできること
- 毎日10分～30分のウォーキングやサイクリング
- 「今日は階段」「ちょっと遠回りして歩く」など、無理なく続ける工夫
生活習慣でできること
- 禁煙：数年で心筋梗塞リスクが大きく下がるデータがあります
- 睡眠とストレス：睡眠不足や慢性ストレスは血圧・血糖に影響
この中で「これなら自分にもできそう」と思えることから始めてみてずっと続けなきゃってしんどくならないように1ケ月続けてみる。
４．健診でついついスルーしていませんか？
・コレステロール・中性脂肪・血糖値・血圧
この項目検診で無視してませんか。「130 超えたら血圧高め」のキャッチフレーズのCM聞いたことないですか。LDLコレステロールは140以上、HDLコレステロールは40未満、中性脂肪は150以上、血糖値は100以上。この数字を超えていたら、少し気にしてみて病院に行きましょう！
５．薬が必要になるのはどんなとき？
生活改善だけで足りないときには、薬の出番になります。
- スタチン：LDLコレステロールをしっかり下げてくれます
- 抗血小板剤：血の固まりを防ぐ助っ人
- 降圧薬・糖尿病薬：血管への負担そのものを減らしてくれる
重要なのは、“自己判断でやめないこと”。薬は“守り”のための大事な力になってくれます。
６．最後に、ちょっと考えてみてほしいんです。
「もし血管の中を覗けたら、今どんな状態だと思いますか？」
普段意識しないけれど、未来の命を守るためには血管ケアが欠かせません。
食事や運動を少し変えるだけでも、健康な血管はを取り戻せます。
少しずつ頑張ってみましょう
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